新しい地理院地図のソースコードがGitHubに公開されていたので、Fx0(FirefoxOS)にアプリとしてインストールしてみた。
国土地理院、「地理院地図」がスマホ対応、「触地図」特設サイトや西之島のGIFアニメも登場
スマートフォンやタブレット端末に対応して使いやすくなった地理院地図ですが、そのソースコードがGithubにて公開されています。
gsi-cyberjapan/gsimaps
(利用する場合の注意点については、README.mdを参照ください)
すごい……すごいぞ国土地理院!
これで、誰でも自分専用の地理院地図を作って利用することができますね!
すでに「地図タイルを追加する方法」を書かれている方も。
そこで自分も、最近買ったばっかりのFx0に地理院地図をアプリとしてインストールしてみました。
やったこと
下記からzipファイルをダウンロード。
gsi-cyberjapan/gsimaps
1.Firefox Developer EditionのWebIDEで「新しいアプリ(Hello Worldテンプレート)」を指定。
(開発環境の構築方法などは下記記事を参照ください)
2.プロジェクトのフォルダ内にgsimaps-gh-pagesの中身を丸ごとコピー。
3.マニフェストファイル(manifest.webapp)を書き換えてWebIDEの実行ボタン(三角)を押す。
作業時間約10分。サクッとインストールできました!
マニフェストファイル
geolocationとsystemXHRを許可しています。
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{ "name": "地理院地図", "description": "GSI maps", "launch_path": "/index.html", "icons": { "16": "/icons/icon16x16.png", "48": "/icons/icon48x48.png", "60": "/icons/icon60x60.png", "128": "/icons/icon128x128.png" }, "type": "web", "permissions": { "geolocation": { "description" : "Used to locate me" } } } |
※このマニフェストだとXHRの許可が上手く行かないみたいです。調査中。
問題点
今のところ検索が上手くいってません。それ以外はほぼ問題なく動きます。
【追記:15/01/22】
Twitterで教えていただきました。
マニフェストのsystemXHRを削除してtypeの値をwebに変更することで検索も問題なく動くようになりました。(privilegedとwebで利用できるAPIが変わるらしいので、その辺はまたそのうち調べます)
総括
FirefoxOSは、公開されているStatic Web Applicationを簡単にアプリとしてインストールできるので面白いです。これをベースにカスタマイズしていけば、かなり本格的な地図アプリが作れるのではないでしょうか。
それにしても省庁系システムのソースコードがGithub上にアップされていてオープンになっているというのは凄い時代になったーと感じますね。まぁ、国土地理院だけが抜きんでて尖がっているのかもしれませんがw
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアで「地理院すげー!」「地理院かっこいい!」とかつぶやいてGithubの「スターボタン」がクリックされまくったりしたら、他の省庁でも後へ続けとこういった試みが行われるかもしれません(願望)