iPadでプログラミング&デバッグ(Web系)

メインで使用していたMacBook Air のキーボードがご臨終なされたので、すっかりHulu Viewerと化していたiPadを本格的にプログラミングに使用してみることにしました。
ある程度使える感じになってきたのでメモ。

(ただし、ぶっちゃけ無理やりです)

■アクセサリ

キーボード

やはりオンスクリーンキーボードでコーディングを行うのは大変なので外付けキーボードがあると良いですね。私は「ロジクール ウルトラスリム キーボードカバー」を使用しています。
親指入力でコーディングすることに抵抗がないのであれば、外付けキーボードが無くてもオンスクリーンキーボードを分割して使用すると捗るかもしれません。

iPadのソフトウェアキーボードを分割して、手に持ったままでも文字入力をしやすくする

■サーバー

iPadではローカルに仮想環境を作って作業するといったことができません。
コーディングはすべてサーバー上で直接ファイルを編集するといったことになります。
そこでサーバーを用意する必要があるのですが、個人的に「さくらクラウド」をお勧めします。
理由は単純で、クラウドの管理管理がiPadに対応しているからです。
本番環境のサーバーをコピー(アーカイブ化)してテスト環境を作るなどができるのでローカルにサーバー環境を構築できないiPadでもわりと便利に使えます。
まぁ、お金かかりますけど。まさに、富豪的プログラミング。

さくらクラウド
http://cloud.sakura.ad.jp/

■コーディング

Diet Coda

Macで人気のWEB開発環境CODAのiPad版です。
このアプリ1つで、エディタ・FTP・コンソール、と必要な機能全てをまかなえるすぐれもの。
iPadには他にもTextasitcなど優れたエディタがたくさんあるので、自分に合ったエディタを探してみるのもおすすめです。

Textasticには、ローカルに保存したファイルを内部ブラウザでプレビューする機能があるので、HTML+CSS+JavaScriptでのプログラミングであれば、ネットに繋がっていない状況でもコーディングが可能です。
参考
NEW IPADでENCHANT.JS快適プログラミング!

■デバッグ

iPadでコーディングをする際に一番問題になるのがデバッグです。特にフロントエンドのデバッグは困難です。
WebInspector等の開発ツールを使わずにJavascriptを書くのは苦行に等しいのですが、なんとか工夫してデバッグしやすい環境を作ってみます。

window.onerrorの補足

ブラウザの開発ツールを使用できないモバイル環境においてFirebug Liteはもっとも頼りになるデバッグツールなのですが、残念なことに検出されないエラーなどがあります。見落としをなくすため、window.onerrorにアラートを仕込んでエラーを補足します。

ブックマークレット
ブラウザの開発ツールを利用できないので、それを補うブックマークレットをMobile Safariに登録しておきましょう。
ブックマークレットの登録の方法はこちらを。

Mobile Pref
Firebug Lite を含むデバッグツールの詰め合わせ。

visual event
DOM要素に設置されたJavascriptイベントを可視化。このブックマークレットはiPad以外でも非常に便利です。

XRAY
タップ(クリック)したDOM要素の情報を表示

ブックマークレット等を利用することで、一番の難関であったデバッグも多少なんとかなりそうです。
iPadでレッツ、プログラミング!

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