Boox Nova3(写真)

iPad miniサイズのE-Ink端末「Boox Nova3」を購入した。

概要

いつまで待ってもiPad miniの新作が出ないのがわるい。

「M1チップのMacが欲しいなー」とか「いやいやそれよりも、リモートワークも増えたしSIMフリー/LTE対応のノートPCがいいかなー」と物欲Maxな状態でアマゾンをさ迷っていたら、なぜかE-Inkディスプレイを搭載したAndorid端末「Boox Nova3」をポチっていました。でも後悔はしていない。

Boox Nova3の簡単な紹介

中国の「文石株式会社」というE-Ink端末を多数発売している会社から今年発売された最新デバイスです。日本では代理店のSKT株式会社から購入することができます。

独自のランチャーが乗ってはいますが、中身は普通のAndroid タブレットのため、電子書籍を読むだけでなくAndroidのアプリをインストールして使うことができます。(おなじみTaskerも使えます!)

普段はKindle Voyageを持ち歩いているのですが、2014年に発売された端末なので古くなってきているのと、Kindle以外のドキュメント(とくにオライリーのE-boosなど)も読みたい、あと文庫本サイズのディスプレイは小説を読むのには最適なのですが、技術書を読むのにはちょっと小さすぎるので、iPad miniサイズのE-Inkをサイズを探し求めていたところBoox Nova3にたどり着きました。

7.8インチ、まさにジャストサイズ。

使ってみた感じは、一派的なタブレット端末の操作感を求める人には勧められませんが、E-Ink端末として考えれば格段の進化が感じられました。なによりブラウザがそこそこ普通に使えたりWebGLで動いているサービスまですんなり表示されていたのは、仕組みを考えれば当たり前とはいえ感動しました。(Kindle Paperwhiteのブラウザは正直使い物にならなかったので)

以下は、Boox Nova3にインストールしたChromeブラウザで地理院地図&地理院地図Globeを見てみた動画です。

普段、いろいろと面白ガジェットに手を出している身ではありますが、久々にちゃんと実用的なデバイスを買ったきがします。

誰にでもお勧めするような端末ではないですが、Kindle以外の電子書籍を積んでいる人にはお勧めです。(Koboも使えるよ!)

参考記事&動画

「Boox Nova3」と7.8型Einkタブレットを徹底 比較!

Youtubeでレビューしている方がいたので参考に。


Boox Nova3購入後にやったこと

以下、ちょっとしたTIPSです。

ハードウェアボタンの機能を「ホーム」へ変更する

端末下部についているボタン(iPhoneなのではホームボタンとよばれているやつ)が、デフォルトでは「戻る」の機能が割り触れられています。個人の好みにもよりますが、私はホームボタンは「ホーム」へ戻ってほしいので変更しました。

「設定」->「アプリ」->「「戻る」ボタンの機能を「ホーム」ボタンの機能に変更します。」のメニューにチェックを入れると変更することができます。

Google Playのインストール

アマゾンのレビューを見ているとNova3に「Google Playをインストールしてもセキュリティに問題があるといわれて使えなかった」と怒っている書き込みがありましたが、自分の環境では代理店であるSKTの付属している日本語マニュアルにかいてある通りにやったらすんなりインストールできアプリもダウンロードできました。

GoogleへのGSF IDの登録に失敗すると上記のようなセキュリティ警告がでるのでおそらくそのせいではないかと思います。またGSF IDは登録してから有効になるまでに10分程度かかるのですぐにGoogle Playが使えるようになるわけでないのでそこを勘違いしているのかも。

とりあえずBoox端末で Google Playを使いたい人は日本語マニュアルのついてくるSKT経由で購入することをお勧します。

ちなみに、Google Playをインストールすることができなくても、boox独自のアプリストアからKindleやDropboxインストールできます。

アップデートの接続先サーバーの変更

自分が購入した端末では、ファームウェアアップデートの接続先サーバーが「US」になっていたのだが、これがものすごーく遅いです。

 あまりに遅いので「設定」->「その他の設定」->「サーバー選択」のメニューで接続先を「ASIA」に変更してみたところだいぶ改善されました。

ちなみにASIAに変更することでファームウェアのダウンロードスピードは改善されますが、それでも途中何回かエラーが出て接続がきれてしまいました。

ファームウェアのダウンロードはキャッシュされるので、表示されるプログレスバーを信じて何回かファームウェアアップデートを繰り返していたら、ダウンロードが完了しファームウェアの更新ができたのであきらめない気持ちが大切だと思います。

Kindleアプリの最適化

Boox NovaではE-Inkディスプレイでの表示に最適化するためにアプリごとに背景色を希薄化する機能が自動的に動作していてます。基本的には便利なのですがアプリによっては一部のボタンが希薄化されてしまい見えなくなってしまうことがあります。

Kindleの場合、リフロー型書籍と固定レイアウト書籍でUIが変わるのですが、希薄化設定がディフォルト状態だと固定レイアウトのUIでボタンが見えなくなっています。これを解消するには、「ナビボール」から「アプリ最適化メニュー」を開き「背景色」の値を0にするのですが、手順が複雑なので、下記動画を参考にしてください。


次は……

Boox Poke2 Colorかな。これの7.8インチがあれば最高なんだけど。