「サイド・バイ・サイド」

サイド・バイ・サイドーフィルムからデジタルシネマへ」を観てきました。

デジタルシネマの台頭によってフィルムが消えつつある今、俳優であるキアヌ・リーブスが、ハリウッドの著名な映画監督や映画関係者に自らホスト役となってインタビューを行ったドキュメンタリーです。

デジタルカメラでの撮影が可能になったことで誰でも現場で即座に撮影した映像を確認できることになり、その結果撮影監督の権限が狭まったなど、なかなか興味深い話が多かったです。

フィルムの場合、品質にバラツキがあるため映画館によって映像の質が違うとか。

また、動画撮影可能なデジタル一眼カメラの出現によって、それまで多大なコストがかかっていた映画撮影が個人レベルでも可能になり、撮影した映像を多くの人に公開する動画サイトの出現などと相まって「映画を作る」という行為も民主化されてきているなど。

デジタル化がもたらす新たな可能性と問題点は、映画に限らずどの業界でも起きうる事で、なかなか勉強になりました。

……しかし、あらゆる映画監督の中でも、なんと言ってもデビッド・リンチの存在感は凄いw

シネマテークたかさき