ようこそ未来へ

スーパーエンジニアの予想は当てにならない

「あの凄い人の言っていたことは結局一つも当たっていなかったなー」と思うことが最近多くて、どうしてそうなるのか考えてみた。
技術力の高い人ほど純粋に出来や性能などで将来性を評価してしまいがちなのだけれど、あるテクノロジーや言語、規格、フレームワーク、ライブラリなどが普及するかしないかと言ったことは、対象そのものとはほとんど関係なくもっと政治的な理由で決まったりするからなのではないかと思った。

あるモノがキャズムを超えたりデファクトスタンダードになったりするのを決定するのは、強力なプラットフォーマーの政治力やFizzBuzzの書けないエンジニア達だったりするのだろう。

ようするに、普及するかどうかに「良い悪い」はほとんど関係ないので、その辺りを見極めたいのならむしろ業界内の政治の流れを追った方が的中率は高くなりそうだ。

「素晴らしい」はずだったのに跡形もなく消えていった屍の山の上に未来はあるのだなーと思っている。