dynabook KIRA V634/27K にUbuntuをインストールしたメモ
年末に大掃除で押し入れの奥からdynabook KIRAを掘り出しました。
CPU-Intel Core i5, メモリ-8Gバイト, HD液晶(1366×768), 128GバイトSSDと、今となってはメインマシンとして持ち歩くにはちょっと貧弱なスペックとなってしまいましたが、現在のノートPCと比べても遜色のない発色のディスプレイに、きっちりと打鍵感のある叩きやすいキーボードで個人的にはかなり気に入っていた端末でした。
下取りに出しても大した額にもならないし、捨ててしまうのももったいないので、とりあえずUbuntuを入れてみることにしました。
もしかしたら誰かの役にたつかもしれないので、その際の作業工程のメモを残しておくことにします。
起動ディスクを作成する
Ubuntu Desktop 日本語 Remixのダウンロード | Ubuntu Japanese Team サイトから、「Ubuntu 18.04 LTS」のISOイメージをダウンロードし、Rufus 3.4を使ってUSBメモリに書き込み起動ディスクを作成します。
ちなみに、最初UNetbootinを使って起動ディスクを作成したら、「“Failed to load COM32 file menu.c32”」というエラーメッセージが表示されインストールすることができませんでした。
なので、USBメモリへの書き込みにはRufus を推奨します。
BIOSの設定を変更
KIRA V632ではUEFIが採用されているため、USBメモリからブートするためにはいくつか設定を変更する必要があります。
電源ボタンを押して「KIRA」のロゴが表示されている間に「F12」キーを押してBIOSメニューを起動します。
セキュリティブートを無効にする
Secure Bootの項目を「Disabled」にします
ブートモードを変更する
Boot Modeを「CSM Boot」に変更します。
変更した設定をセーブして、Bootメニューのタイトルへ戻ります。
USBメモリからインストーラーを起動する
起動ディスクを書き込んだUSBメモリを端末に差し込みます。
USBメモリが認識されるとBootメニューに表示されるので、選択し起動します。
Ubuntuをインストールする
USBメモリから問題なくインストーラーが起動できれば、あとはダイアログの指示に従うだけで特に詰まることもなくインストールが完了します。
使用感
OSの起動とシャットダウンに多少時間がかかりますが、一度起動してしまえばとくに重くなることもなく快適に動作します。
タッチパッドもデフォルトの状態で問題なく使うことができます。
縦の解像度が低いのを除けば思っていた以上に快適なので、しばらく遊んでみたいと思います。